WORKS

油絵  デッサン  美術解剖学  模写  その他

模写
COPY

Chardin

Vermer

Raffaello

Ingres

模写について

模写には大きく分けて2つのものがある。できるだけオリジナルに忠実な模写とテーマや構成要素だけを引用する自由模写である。前者は原画を前にして行うことが最も望ましい。複製写真では正確な色味や細かいタッチの再現は難しい。それでも実際にやってみると構図や色彩構成など学ぶ点は多い。後者の例ではゴッホによるミレーの模写が想起される。テーマだけを引用しているので自分のスタイルを生かしながら創作に役立てることができる。
Chardinは未完。左のVermeerは図版からオリジナルの原寸にコピーし、形をトレースしたものをキャンバスに転写後、僅かに明暗を加えた段階のもの。
Raffaelloはモノクロの版画から起したので他のRaffaello作品を参考にして色を付けた。これはデッサン(転写)、エボウシュ、仕上げまでを一気に行う、ア・ラ・プリマという技法を試すための習作として行ったものである。
ブリヂストン美術館蔵のIngresは複製写真が実際に観た印象に近かったので彩色まで行った。市販キャンバスで最も平滑な地塗りの施されたものを使い、これもRaffaelloの時と同様、ア・ラ・プリマで行った。

Gomontは図版から起こしたもので、左の洋梨はカラー図版から、右のスイカはモノクロの図版から勝手に色を付けたもの。
Vuillardは逆にカラー図版をモノクロで置き換えたもの。これら4点は多少自由模写に近いものである。

Gomont

Gomont

Vuillard

Vuillard

模刻

  

Cupid