前日の夕刻、姿池に子連れのカルガモがいるのを見かけたので、翌日の早朝カメラを持って出かけてみました。せせらぎ緑道を歩いていると、流れの途中に雛だけが9羽かたまっていました。親鳥と一緒にいるものとばかり思っていたので、子供をほったらかしにしてしょうがない親鳥だなーなどと思って見ていると、雛がピョピョピョピョピョと大きな声で鳴き出しその声に反応して飛び戻ってきました。親鳥が戻ってきてからも別の場所からピョピョピョピョピョという声が聞こえてきたので、もう一組いるのかなと思い声のするほうへ行ってみると、声は姿池のいちばん下手の水がせせらぎに流れ落ちる部分の鉄製のすのこの下からしていました。子供をほったらかしにしていたのではなく、はぐれていた雛を連れ戻しに行っていたようです。はぐれた雛はせせらぎの水路から池につながっている落ち葉で入り口が狭くなったトンネル状の水路から水の落とし口に迷い込んでしまっていたようです。はぐれ雛は2羽いましたが、最近、長池公園の主になりつつあるしまりんさんが水路の落ち葉をかき出してくれたので、無事に親兄弟のもとに戻れたそうです。
ニコン300mm+D70
2008年5月27日 八王子市長池公園