暑い日が続き、トンボも夏枯れだなーと思いながらいつもの池に行ってみると、ネキトンボが産卵していたりオスが単独でホバリングして縄張りを張ったりしていたので、ネキトンボの飛んでいるところを撮影することにしました。ネキトンボを撮影していると、一回り小さい翅先の黒いコノシメトンボもやってきました。そして、もう1匹コノシメトンボが出てきたと思ったら、ちょっと色合いが違います。止まったところを確認すると、リスアカネでした。羽化のシーズンには姿を確認できなかったので、これが今シーズンの初記録となりました。赤とんぼが出てくるともうすぐ秋です。
リスアカネとコノシメトンボは共に翅先が黒くて似ていますが、リスアカネでは写真のように胸の側面の黒い筋が上部でつながっていませんが、コノシメトンボでは2本の黒い筋が上部でつながり、ひらがなの「つ」の字を傾けたような形に見えます。胸の黒い筋はオス・メス共通の識別ポイントですが、そのほかに成熟したオスではコノシメトンボは胸まで赤くなりますが、リスアカネは上の写真のように胸は赤くはなりません。
AF NIKKOR300mm+Kenkoオート接写リング(36mm)+ニコンD70
2005年8月14日 八王子市長池公園