サナエトンボの産卵の様子は今まで見たことが無いなーなどと思いながら川の浅瀬を足元を滑らせないように歩いていると、目の前に黄色と黒の鮮やかなコントラストのトンボが突然姿を現わしました。ちょうど杖代わりにカメラをセットした三脚を担いでおり、オナガサナエも丁度接写リング付きの300mmレンズのピントの合う場所にホバリングしていたので何枚かシャッターを切りました。光線の具合も良く現像が上がった写真を見ると予想以上にうまく止まって写っていました。
このオナガサナエは産卵をしていたようで、この写真には写っていませんが、オレンジ色の卵を空中からパラパラと落としていました。シオカラトンボなどはしっぽの先を水につけて産卵しますが、オナガサナエは空中から卵をばらまくようです。
ニコン 300mm F4+接写リング
2002年8月16日 嵐山町都幾川